“新しい麦酒本舗ブログ”
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2008年07月07日

待望のチェコビール2種入荷です!

日本でいう「ビール」の代名詞、ピルスナーですが
その元はチェコのピルゼンで造られたビールです。

チェコビールの代表となるピルスナーから『ピルスナー・ウルケル』と『バドバー』

待望のチェコビール2種入荷です!



ピルスナーは世紀の大発明だった

ピルスナー・ビールの元祖であるチェコのビール「ピルスナー・ウルケル」。ウルケルとは「原点」という意味。
ピルスナー・ウルケルが誕生したのは、1842年、チェコの首都プラハの南西約100kmに位置するピルゼン(プルゼニュ)という町。

13世紀から15世紀に、ヨーロッパの都市と商業の発展とともに生まれた産業としてのビール醸造ですが、高品質のビールを大量生産するには、ビール醸造の知識や技術はもちろん、醸造のための設備も必要です。19世紀初め、ビールの品質はまだまだ粗悪なところが多く、高品質のビールを造ることは決して簡単なことではありませんでした。

それは、ピルゼンの町のビールも同様。ピルゼンのビール醸造職人たちは、自分たちの造るビールの品質の安定と向上を模索していました。彼らが考えたのは、新しい醸造所を建設すること。そのために、ビール醸造仲間の1人で、建築家でもある若き青年マーティン・ステルザー氏をビール醸造所建築について学ぶ旅に出します。

そして1840年、旅から戻ってきたマーティン氏により、ピルゼンに近代的な醸造所が建てられたのです。さらに、マーティン氏の旅にはもう1つ成果が。下面発酵ビール(ラガータイプ)の技術が開発されたドイツ・ミュンヘンから、ビール醸造の技術者を連れてきたのです。

1842年、ついに黄金色に輝くピルスナー・ウルケルが誕生。今でこそ、私達のビールのイメージは淡黄金色ですが、当時のビールは褐色や濃褐色だったため、黄金色に輝くビールを目にした当時の人々はとても驚嘆したそうです。

この土地で育つ大麦とホップが、非常に高品質であったこと。そして、ピルゼンの水が、ヨーロッパでは珍しく、カルシウムの含有量やアルカリ度の低い軟水で、ラガー酵母との相性がぴったりだったこと。この2つの要素が世紀の大発明につながったことは、後になって分かったことです。しかし、当時の時代背景を考えれば、これこそ、良いものをつくりたいという職人気質が生み出したビール。最高品質のピルスナー・ウルケルが誕生したのは、美味しいビールを造りたいというピルゼンのビール醸造職人たちの熱意の賜物です。これは試さずにはいられませんね。

ピルスナーの王様と呼ぶにふさわしい味わい

真っ白な泡に、黄金色に輝くビールは、私達のビールのイメージそのもの。
グラスに注ぐとまず、澄んだ黄金色に、ふかふかできめの細かい真っ白な泡に感動します。

口に含むと、ピリッとした炭酸の刺激に加え、キリッとしたホップの苦味が口の中いっぱいに広がります。その後、喉をすーっと通っていくのを感じながら、舌の上でホップの苦みをしばらく堪能することができ、爽快感が長続きします。

ビールの苦みがあまり好きではない方には、苦みが強く感じるかと思いますが、ビール好きにはちょっとクセになる苦味。マイルド系のビールを飲んだ後に、ピルスナー・ウルケルを飲んで、苦味を少々強烈に楽しむこともできます。


バドバーは… つづく



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Posted by BAKUSHUHONPO at 17:56│Comments(0)ビール
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