グーデンカロルス・クリスマス

BAKUSHUHONPO

2008年12月27日 19:44

せっかくグーデンカロルス・クリスマスのお話が出たので
ちょっとお話ししましょう。








まずはグーデンカロルスについて。

このビールはメッへレンにある「ヘット・アンケル醸造所」で造られますが、
現存するベルギー最古の醸造所として知られていて
1369年の醸造の記録があり、それ以前から醸造所として機能していたようです。

グーデンカロルスというのは「黄金のカール」という意味で、カール5世の金貨のこと。各ビールの
ラベル(クリスマス以外)に描かれているのは、皇帝カール5世(1500~1558)。
彼はベルギーのゲントで生まれ、幼少期をメッへレンで過ごしました。
このカール5世、相当なビール好きで知られています。

メッへレンのヘットアンケル醸造所から自分の住むスペインの宮殿まで、
自分の為だけに定期的にビールを運ばせていたんだそうです。
なんて贅沢!さすがハプスブルグ家



このグーデンカロルスシリーズのクリスマス限定ビールが『グーデンカロルス・クリスマス』です。

レギュラーシリーズのものよりも、度数も高く、かなりスパイシーです。


ベルギービールマニア達のレビューがあったので勝手に転載させて頂きます



・ラベルにも書いてあるが
濃厚な甘みと苦味のバランスが効いている。

・色はダークでまったりとフルボティ。
香りはカラメル系の甘い感じと、ベルギービールによくあるスパイスの香り。

・飲んでみると、味が濃厚です!
すごくおいしい~。
カラメル系の甘い味とフルーティーな感じがけっこうするのですが、ただ甘いだけでなくスパイスの味もきいているので、すごくメリハリのある感じです。
アルコール度が10.5%。
そんなにあるとは思えないほど程よいアルコール感で、飲みやすいです。



・一体何種類のハーブが入っているのでしょうか。それなのにバランスは壊れずに、薫りの素晴らしさ充分に醸し出しています。濃い色合いのスパイシーな味わいはお料理に良く合います!

・グラスに注ぐと、色は濃い赤茶色。泡立ちは中程度。
香りは熟成された色んな香りがします。
味は、干しぶどうやバナナ、キャラメルのような甘さの中に、わずかに酸味が感じられます。
舌の上で炭酸がはじけるような感覚もしっかりとしています。
ホップの苦味もしっかりとあり、色んなスパイスの香りが後味に残ります。

素晴らしいの一言です。

期待を裏切りませんね。


ほら。美味しそうでしょ?(笑)


まだ何本か在庫ありますので、今年中に飲んでおかれてはいかがでしょうか。

もう少し度数が上がった11%の『グーデンカロルス・キュヴェ・ヴァン・ド・ケイゼル』もあと1本!
これも濃厚ですごく美味しいです。

特別醸造品なので(2007年ヴィンテージ)ちょっと値が張りますが…
すごく美味しいです。

良かったらお試しください。

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